トキコ　HTSダンパー(3) (2004/6/10)　＜減衰力調整＞

　(2004/6/23 F:2.5/R:2.5追加)
　(2004/6/24 F:2.5/R:2.25追加)

＜減衰力調整＞

慣らし後、かなり走行距離が伸びたので（200Km）、いよいよ減衰力の
調整をすることにしました。どれくらい変わるか、期待大です。
なお、下の数字は、フルハード位置から <#> 回転戻しという意味です。

まずは、HTSのマニュアルに記載されている推奨値で試してみました。
これくらい戻すと、さすがに突き上げ感は皆無です。特に、峠などにに設置されている「しましま」のところでは、驚くほど突き上げが解消されました。

が、若干ふわふわし過ぎるかなーという感覚もありました。
特に、以前の状態からはかけ離れすぎていて、なかなか慣れることができませんでした。
この辺りは、バネとのマッチングもあるのでは、とも思います。

乗り心地最優先なら、この設定でOKですが、走りを両立させたい場合は、若干物足りなく感じます。

とりあえず、上の設定から、フロントだけを変更してみました。
（リアはシートをはずすのが億劫なので。）

一回転分戻しただけでも、ずいぶん違いがありました。

フロント側の動きが落ち着き、それだけで、コーナリング中の安心感がずいぶん向上しました。その代わりに、路面からの入力も、若干しっかりしたものになりました。まだまだマイルドですが。

ただ、リアはそのままなので、まだ若干不安な感覚が残りました。

今度は、フロント、リアとも締め上げる方向に設定しました。
その結果、かなり満足いく状態になりました。

やはり締め上げることで、路面からの入力は増えますが、それでも純正足の頃と比べると、ずっとマイルドです。例の「しましま」でも以前よりはずっと楽に通過できます。

一方、減衰力を高めたことで、コーナリング中の安定感が大幅にアップしました。ステアリング操作に対して、車体の動きに一体感を感じることが出来るようになりました。これなら安心です。

まだまだ他の設定にも興味がありますが、まずは当面のベストという感じがします。

④ F:3 / R:2　(2004/6/12追加)

③で「当面のベスト」と言ってたくせに、翌日、それよりも気に入ったセッティングを見つけてしまいました。（汗

フロントの減衰力を、一回転分だけソフトにしたところ、ステアリングを介して入ってくる、フロント側のごつごつがかなり抑えられました。

しかも、その状態で、リアはそのままなので、コーナリングでも安定してクリアできる、かなり理想に近い状態になりました。

オーバーステア、アンダーステアという話については、乗り手の慣れがあるので自信がありませんが、③よりは素直に曲げやすくなった気がします。たぶん、フロントのサスペンションの沈み込みが早くなったことで、荷重移動がしやすくなったんじゃないかなと思います。

⑤ F:2.5 / R:2.5 (2004/6/23追加)

ちょっと微妙な変更でどれくらい効果があるか試してみました。
半回転の変更でも、かなり雰囲気は変わります。

リアは、半回転ソフト側にしたのですが、路面からの突き上げがソフトになり、一方、ロールスピードが速くなったように感じました。

フロントは逆に、半回転ハード側になっているのですが、そちらの方はあまり差は感じませんでした。

全体的には、若干回頭性が鈍ったように思います。が、これは、リアがソフトになって突っ張らなくなったからなのか、ロールスピードが速くなったせいで、思い切って振り回せなくなったという、精神的な問題なのかはまだ不明です。（汗

今日の感覚では、フロントは2回転半から3回転、リアは2回転から２回転半の間が良さそうな感じです。
今後は、さらに、4分の1回転の差も探ってみたいと思います。
無段階調整のメリットが活きてきました。

えーっと、どうもせっかちな性格のようで、またまた設定をいじってしまいました。
昨日設定した二回転半では、ちょっとロールスピードが速すぎるし、かと言って、二回転だと若干硬い気がするし。
というわけで、予告どおり、その中間の二回転と4分の1戻しをやってみました。リアだけですが。

で、結果はというと、なかなか良い感じです。ここがベストかな、と思える感触です。
ロールスピードは昨日の設定よりも抑えられて、ずいぶん乗りやすくなりました。
また、乗り心地もそれほど硬くならず、楽々です。

鼻先もきれいに入るようになりましたし、テールスライドのコントロールもしやすいです。
扱いやすい、良い足になりました。