レポート16(2004/10/20) : 雨のTC1000走行会。
以前からお世話になっているザウィオートスタジオのTC1000走行会に行ってきました。
当日は台風23号が近づいており、一日ヘビーウェットの状態でした。雨でコースアウトも多かったですし、雨が入り込んで不調になる車両もありました。結構ダメージを受けている車も複数あり、雨の日は怖いんだと、目の当たりにしてしまいました。
初めての雨のサーキット、さて、どうなることやら・・・。
ところで今回は、以前から一緒に走っているへろにさんも参加しました。
TC1000は初走行ということです。何もそんな時に、そんなに降らなくても・・・(汗。
うちの車は、ヘッドライト以外はほとんど変わっていません。
ドライでのタイムアタックを楽しみにしていたので、ちょっと残念でした。
今回は、HTSダンパーの減衰調整をフルに生かして、いろんな設定を試してみました。
まず、1ヒート目、スタート時。減衰設定を、フロント2回転、リア、1と3/4回転という、普段のドライに近い設定で走ってみました。
そうすると、コーナーの進入がかなりシビアになりました。特に、第1コーナーの進入で、ちょっとでもブレーキが残ってしまうと、一気にリアタイヤが流れて、スピンモードに入ります。
ブレーキングは直線で終了し、ブレーキペダルのリリースと同時にステアリングを切り始めることで、何とか事なきを得て、走り続けることが出来ました。
タイムは、49秒088。他の車との比較では、まずまずのタイムです。
2ヒート目。リア側ショックの減衰調整をソフト方向に調整しました。フロント2回転、リア2回転半です。
リア側を弱めに設定することで、ブレーキからターンインまでの動きが若干穏やかになりました。ただ、それほど劇的には変わりませんでした。コースイン後、一周した後の第1コーナーでいきなりスピンモードでしたし・・・(汗。
基本的にはバネやスタビの方が支配的かもしれないと思いました。
ベストラップは48秒550でした。
へろに氏も、雨の中がんばって走ります。ただ、へろに氏のクラスはコースアウトによる赤旗が多く、しばしば中断されていました。ちょっとフラストレーションが溜まっていたようです。
同じNB-Rに乗られるTomさんもがんばってます。特にTomさんのクラスの中では、コーナーの突込みなどなかなか光っていました。
で、お昼をはさみ、3ヒート目です。ここでは、午前中の走行で気になったリア側スタビライザの設定を変えてみることにしました。
その結果、ブレーキからターンインまでの動きがかなり寛容に。午前中の扱いづらさが解消されました。
ただ一方で、アクセルオンでオーバーステアが出るようになりました。特に、第2コーナーと最終コーナーの立ち上がりでかなり顕著にリアタイヤのスライドを感じます。まるでFRかのよう。ただ、これはタイヤの問題かも。ロールが大きくなり、接地面が外側の溝のないところに変わったのが原因かもしれません。
ともあれ、ずいぶん乗りやすくなったおかげで、タイム短縮も出来ました。最終的なベストラップは48秒183。今回のベストラップでもありました。
第4ヒートは、アクセルオン時のオーバーステアを解消すべく、リア側を少し硬めにしてみました。最終的、フロント2回転、リア2と1/4回転です。結果、かなり乗りやすい設定になりました。最終コーナーは相変わらずでしたが、第2コーナーは大分踏んでいけるようになりました。
ただ、ドライバーの気合が足らず、ベストラップは48秒204と、タイプアップは果たせませんでした。
うーん、今日はまあ、こんなもんかな・・・。
とまあ、こんな感じでしたが、初めての雨のサーキット走行は、ドライビングの面でも、セッティングの面でも、なかなか得るものが多かったです。
何より、「この周はタイムを出すぞ」というがんばりが、タイムにつながるようになってきました。逆に、「いまいち集中力がないな」と感じる周は、やっぱりタイムもいまいちでした。この辺り、正しい努力が出来てるということでいいんでしょうか。
いずれにしても、ヘビーウェットな一日でしたが、なかなか充実した、楽しい走行会でした。
ただ、次回はやっぱりドライで走ってみたいですね。